●情報管理の面から病院運営を支える
メディカルITセンターは、病院総合情報システム(電子カルテ)の安全稼動を支援し、大学病院として診療録を中心とする情報の質の担保と維持・向上推進を支援し、さらにIoTデバイスやBig Dataを利用した技術開発をも行う部署です。患者さんの個人情報を守り、全体最適化の観点から質の高い医療を推進できるよう日々更なる開発を行っています。
●業務体制
医事課のシステムエンジニア(医療情報技師)を中心とした医療システム管理係と、診療情報管理士を中心とした診療録管理係と連携しながら、教員と技術系職員等が協力して業務に取り組む体制を整えています。
●業務内容
電子カルテシステムの開発・管理・運営、診療情報/医療情報の質の管理・データ抽出・分析等についてのアドバイス業務に加え、全職員への情報リテラシー教育、臨床情報を用いた研究等を推進しています。
●特色
2018年1月に、第6次の病院総合情報システムから第7次システムへのリプレースが完了しました。第7次システムでは、システムの中央化推進、データの集約と利活用、全体最適化を考えた業務改善を導入のポリシーとして、メディカルITセンターが中心となり取り組んでいます。
●業務実績
電子カルテと100を越える部門システムとの連携を行い、診療科の枠を超えて全ての診療情報を統合することに成功しました。これらのシステムの運用は“業務の見える化”としてUMLを公開しています。そして、精度の高い情報の創生のために監査体制をととのえ、医療情報の質を担保しています。
●その他の取り組み
当院のデータだけでなく、愛知県内のデータ集約による解析や、ロボットなどの最先端IT技術の開発も合わせて行っています。