愛知県内のDPC病院128病院のうち、承諾を得てデータ提出のあった108病院のDPC調査データを収集・コーディング等を行い、
分析を行いました。
2018年度DPC調査データに基づいています。
愛知県における医療提供体制を把握する為、受療施設の所在地や患者の属性(年齢、住所)を基に集計分析しました。
受療施設の所在地での二次医療圏別集計は「施設二次医療圏」と表記し、
患者住所地での二次医療圏別集計は「患者二次医療圏」と表記しています。
分析には2018年度(2018年4月1日~2019年3月31日)DPC調査データの様式1ファイルを用いています。
■年齢階層別施設医療圏別患者数
患者の入院時年齢より、年齢階層4区分(14才以下、15才~64才、65才~74才、75才以上)し、
受療施設二次医療圏ごとに患者数やその比率を集計しました。
■患者住所地における受療行動
施設二次医療圏に対する患者の受療行動の件数と比率を集計しました。
病床機能報告制度とは、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(平成26年法律第83号)により改正された医療法(昭和23年法律第205号)第30条の13に基づいて実施する制度です。
年に1度、一般病床・療養病床を有する病院・有床診療所が対象となり、6月診療分のデータを厚生労働省に提出されています。
今回はDPC調査データを用いて、2018年度、1年分を集計しました。集計項目は報告様式2に該当する下表の項目としました。
3.幅広い手術の実施状況 |
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⑥ がん患者指導管理料1及び2 |
① 手術総数 |
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⑦ 抗悪性腫瘍剤局所持続注入 |
② 全身麻酔の手術 総数 |
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⑧ 肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈内注入 |
③ 人工心肺を用いた手術 |
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⑨ 超急性期脳卒中加算 |
④ 胸腔鏡下手術 |
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⑩ 脳血管内手術 |
⑤ 腹腔鏡下手術 |
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⑪ 経皮的冠動脈形成術 |
4.がん・脳卒中・心筋梗塞 等への治療状況 |
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⑫ 入院精神療法(Ⅰ) |
① 悪性腫瘍手術 |
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⑬ 精神科リエゾンチーム加算 |
② 病理組織標本作成 |
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⑭ 認知症ケア加算1 |
③ 術中迅速病理組織標本作成 |
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⑮ 認知症ケア加算2 |
④ 放射線治療 |
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⑯ 精神疾患診療体制加算1及び2 |
⑤ 化学療法 |
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⑰ 精神疾患診断治療初回加算(救命救急入院料) |
■病床機能報告
愛知県全体や施設二次医療圏でのデータのばらつきを箱ひげ図にし、可視化しました。
以上に加え、データ提供にご協力頂いた医療機関の皆様には詳細な分析結果をお知らせしています。